東京2020オリンピックまで、あと40日を切りました。
無観客で開催するのか、人数制限をして観客を入れて開催するのか・・・今月末(2021年6月末)までには方針が固まるようですが・・・。
パブリックビューイングについては、あちこちの予定地で中止が発表されています。
恐らく無観客になるのではないかなぁと私は思っています。
開会式や競技を含めて、テレビで見ることになる可能性が高いですが、一番はじめに見るのはやっぱり開会式ですよね?
演出はどうなるのか、出演するアーティストや最終聖火ランナーも気になります。
でも、日本選手団の入場するシーンはやっぱり見たいですよね?
選手のみなさんがどんな衣装(ユニフォーム)で入場するのかも注目が集まります。
そこで今回は、オリンピック開会式2021日本選手団の衣装について、
- オリンピック開会式2021日本選手団の衣装はどこのデザイン?
- オリンピック開会式の日本選手団の歴代衣装を紹介
などの項目でご紹介していきたいと思います!
オリンピック開会式2021日本選手団の衣装はどこのデザイン?
東京2020オリンピックの開会式の日本選手団の衣装は、紳士服ブランドの株式会社AOKIが手がけたものです。
「ニッポンを纏(まと)う」というコンセプトをもとに、細部に至るまで素材や色柄にこだわり、「東京2020大会の価値の発信」「歴史と伝統の継承」「国民との一体感」を表現しているそうです。
そして、初のオリンピック・パラリンピック統一デザインになっています。
どんなデザインなのか見ていきましょう。
まずは、開会式用の公式服装(衣装)がこちらです。
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公益財団法人日本オリンピック委員会公式サイトより抜粋
左から「式典用公式服装男性」、「式典用公式服装女性(パンツ)」、「式典用公式服装女性(キュロット)」となっています。
日本国旗の白と赤を使った衣装です。
「ニッポンを纏(まと)う」というコンセプトのもと、「開催国、日本代表選手団の爽やかな輝き」がテーマとなっているようです。
白のジャケットには、日本古来の伝統柄で、縁起が良いとされる「工字繋ぎ(こうじつなぎ)」が陰影でプリントされ、素材には、優れたストレッチ性と通気性を併せ持った素材が使われていて、シワになりにくく、ジャケットを脱いで手に持っても安心。
※工字繋ぎとは・・・漢字の『工』の字を斜めに規則的に配した文様で、着物の地紋(生地の文様)として多く見られて、「繋ぎ」の文様は、延命や長寿の意味があると言われる縁起のいい文様です。
ボトムスは、さらさらとして肌離れも良く、ストレッチ性も高い素材で、夏でも快適に着用できるよう配慮されているようです。
シャツには、北陸産地ならではのハイゲージトリコット素材が使用され、ストレッチ性が高くなめらかな肌触り。
※トリコットとは・・・編物とされる生地の一種の中で、タテ編に分類される織り方のことで、糸をループさせるように編むことで伸縮性など様々な特徴を持った生地に仕上がります。伸縮性に優れているので、様々な衣服に利用されていますが、特に体にフィットするような製品に有効なので、ファッション性の高いタイトめの衣服であったり、様々な動きにも対応する必要のあるスポーツウェアでも高い能力を発揮します。ちなみに、ハイゲージというのは、編み目が分からないくらい密に編み込まれた状態のことなので、 網目が目立ちません。
そして、赤のストライプが使われるなど、色柄・素材のいろいろなところに「日本らしさ」が取り入れられているようです。
選手のコンディションを第一に、暑さ対策、動きやすさと着心地にこだわった衣装になっているようですね。
次は、式典用の公式服装(衣装)をご紹介します。
それがこちらです。
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公益財団法人日本オリンピック委員会公式サイトより抜粋
紺と白が印象的な式典用公式服装は、こちらも「ニッポンを纏う」というコンセプトのもと、「力強く爽やかなフォーマリティ」がテーマになっているようです。
美しい光沢のある紺色のジャケットに、爽やかな真っ白のパンツを合わせた式典にふさわしいスタイルですね。
素材は、夏に快適と言われる麻100%が使用されており、ニット地に編み上げることで、動きやすさと通気性が抜群。
パンツも、動きやすさはもちろん、汗ばむ季節でも快適に着用できるよう、肌離れの良い生地が使われているそうです。
シャツは、白襟のクレリックカラーシャツとなっています。
※クレリックカラーシャツ・・・クレリック(Cleric)とは、聖職者・修道士を意味する言葉で、着ていた白い立ち襟の服に似ていることに由来していて、今では、英国王室のみなさんが好んで着用しているシャツのひとつになっています。
こういうシャツのことですね。
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鎌倉シャツ公式サイトより抜粋
ネクタイ・スカーフは、縁起が良いとされる「七宝柄」をはじめ、「うろこ柄」「縞柄」等、日本の伝統柄が使われているそうです。
どれも、着物や帯の地にとてもよく使われる文様です。
着物を着るのに、日本人は縁起の良い柄や魔除けの意味を込めて、上記の様な柄を好んで着ていたので、選手を応援する、守るという意味でも、今回のような文様が使われているのではないかと思います。
開会式用・式典用ともにボトムは選択制になっており、男性はノータックパンツ・ワンタックパンツから、女性はパンツ・キュロットから、選手の体型や好みに合わせたスタイルが選択できるようになっているようですよ。
さて、ご紹介したのは今回の東京2020オリンピックの選手のみなさんが着る衣装ですが、歴代の衣装ってどんな衣装だったんでしょう?
ちょっとさかのぼって見てみましょう。
オリンピック開会式の日本選手団の歴代の衣装を紹介
オリンピック開会式で選手のみなさんが着る衣装の歴史を見てみましょう。
2000年から夏季大会を見ていくことにします。
2000年 シドニーオリンピック
公益財団法人日本オリンピック委員会公式サイトより抜粋
なんと、虹色のマントをみなさんかぶっていました。
公式服装(衣装)が濃紺だったので、みなさんカラフルなレインボカラーのマントをかぶって、登場しました。
当時は、賛否両論いろいろあったようですが、とってもカラフルですてきですね。
ちなみにデザイナーは公表されていないようですが、デザインの責任者は森英恵さんだったようです。
2004年 アテネオリンピック
公益財団法人日本オリンピック委員会公式サイトより抜粋
デザイナー高田賢三さんのデザインだけあって、選手の一人ひとりが個性を主張しながら、日本代表としてのチームの統一感もあるという、とても斬新なデザインでした。
2008年 北京オリンピック
公益財団法人日本オリンピック委員会公式サイトより抜粋
ミズノ株式会社が手がけた衣装です。
スポーツウェアブランドらしく、動きやすく快適な衣装だったようです。
シンプルなデザインですね。
2012年 ロンドンオリンピック
公益財団法人日本オリンピック委員会公式サイトより抜粋
高島屋がデザインした衣装でした。
百貨店デザインらしく、クラシカルで、とても洗練されていますね。
2016年 リオデジャネイロオリンピック
公益財団法人日本オリンピック委員会公式サイトより抜粋
ロンドンオリンピック引き続き、高島屋デザインでした。
北京オリンピックと比べて、ネクタイデザインも鮮やかになっていますね。
まとめ
さてここまで、オリンピック開会式2021の日本選手団の衣装や、歴代衣装についてご紹介してきました。
さかのぼって見てみると、結構いろいろなデザインがあったんですね。
毎回楽しみに見ていた割に、結構忘れているなぁと思いました(^_^;)
今回のデザインは、ジャケットが白でボトムスが赤というデザインなので、より爽やかな印象になりそうですね。
開会式は20:00~ですが、ビシッと衣装と着て、颯爽と入場してくる選手の姿が楽しみですね!!
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