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着付け教室のおすすめは?2つの教室に通ってみた感想と選び方を紹介!

趣味
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皆さんは、着物はお好きですか?

もしくは、興味はありますか?

私は、昔から着物や和小物が大好きでした。

母によると、七五三のときに髪をセットしてもらって、着付けをしてもらったときの私のテンションの上がり方は、すごかったようです(笑)

どうやら私が着物を好きになったルーツは七五三にあるようです。

着物が好きだと、「自分で着られたらいいなぁ」って思いますよね?

私が、着付け教室に通ったのは、今からもう10年以上前のことですが、教室を選ぶのにいろいろ悩みましたし、体験教室だけ通ったり、合わずに途中で退会したこともありました。

そこで、今回は

  • おすすめの着付け教室は?
  • 私が実際に通ってみた2つの教室の感想と選び方

について、紹介していきたいと思います。

無料の着付け教室

着付け教室って、しっかり自分で着られるようになるまで通おうと思うと結構お金がかかりますよね?

ただでさえ、着物を着るのに肌着、着付け小物からいろいろお金もかかるし・・・。

できれば、安いところ、もしくは無料で通えるところがいいなぁと思うのは自然だと思います。

私もそうでした。

着物は母が若いときに着ていた物があるし、小物なら、そこまで高くはないだろうから、講習費が無料だったら、着られるようになったときに、自分に合った着物も買えるかななんて思っていました。

そこで、色々検索して1つの教室を見つけました。

早速ネットで申し込み。

当時銀座からそう遠くないところに勤務していたので、銀座教室を選びました。

ドキドキしながら初回の講習へ。

銀座という土地柄、お高く止まった感じの方や、お店で働いている方ばかりだったらどうしようと不安でしたが、教室の方は皆さんとても感じの良い方たちばかりでした。

衝撃だったのは、先生でした。

見るからに高そうな着物をお召しになっていて、「今日の着物は○○万の○○紬で、帯は○○織で○○万」と説明され、目が飛び出そうになった記憶があります。

そして、生徒さんが持ってきた着物や帯などを、全否定。

笑顔で「セミナーとかもあるし、良い着物や帯の選び方教えてあげるから心配しなくていいわよ」と言われ、凍りつきました。

「やっていけるかなぁ・・・」というのが正直な感想でした。

 

カリキュラムの内容

はじめに渡されたカリキュラムには、順を追って、

  1. 補正
  2. 肌着の着方
  3. 長襦袢の着方
  4. 着物の着方
  5. 帯の締め方

などと書いてありましたが、先生から「このカリキュラム通りにはやりません。長襦袢まで着たら、次は帯の締め方にするから。変更しておいてね」と言われました。

なんでだろう・・・と考えたところ、早い時期に「帯セミナー」なるものが予定されていたのです。

「これは、恐らく買わされるんだろうな・・・」と嫌な予感はしていました。

そして、まともに一人で長襦袢も着られないうちに、帯セミナーへと参加することになったのです。

 

帯セミナーという名の販売会

セミナーは週末丸一日の予定でスケジュールが組まれていました。

午前中は、帯を織るのにどれくらいの数の糸が必要なのか、絹糸はどのようにできるのか、図案はどのように作られているのかなどの講習で、とてもおもしろかったです。

お昼は、参加費に入っているため、お弁当が出され、外に出ることはできませんでした。

そして、いよいよ午後から、コーディネイトのお勉強という名の販売会が始まったのです。

午前の講習を受けた部屋とは別室に案内されると、そこにはずらーっと高そうな帯の数々。

良いものが並んでいることはわかりましたが、同時に嫌な予感がしました。

そういうものには、惑わされない自信もありましたし、絶対買わないつもりで参加していたのに、気づけば、私の周りには問屋の男性が一人付き、先生が座り、挙げ句クレジット会社の方まで来ていました。

「若いうちに良いものを自分の将来のために投資として買うのは良いことよー。それにこんないい帯が18万でなんて買えないわよ、普通は」と先生に言われ、「月々いくらなら払える?」と問屋の方に電卓を弾かれ・・・。

断れば断れたのかもしれませんが、とてもじゃないけど断れない状況に追い込まれ、18万する帯のローンの申込みをしてしまったのです。

帰宅後、両親にひどく叱られました。

ふわふわしていた私の気持ちは、一気に冷静さを取り戻して、次の日にはクーリングオフをして、事なきを得ました・・・。

 

なんとか理由をつけて退会

そのセミナー以降、正直通いたくなくなってしまいました。

そういうところには、二度と行きたくないと思い、早くやめたかったのです。

教室の雰囲気も悪くはなかったのですが、毎回の先生の着物と帯の自慢に辟易し、銀座にお勤めをされている生徒さんたちが、皆さんにどうぞと、「〇〇庵のいちご大福」だとか、「○○やのどらやき」だとか、高そうなお菓子を持って来るようになり、気づくとそれが、当番制になっていました。

もう限界だと思い、無理矢理理由をつけて退会させてもらいました。

先生には必死に「じゃ、他の教室に移る?他の時間帯もあるわよ?」と引き止められましたが、

どうにもならない理由をつけて、退会しました。

 

数カ月後、別の着付け教室へ

無料の着付け教室に通った体験が、若干トラウマになっていました。

純粋に着付けを習って、自分で着られるようになりたかっただけなのに・・・。

そんな私の話を聞いた友人が、私を別な教室の体験教室に誘ってくれました。

同じく都内の教室でしたが、そちらはきちんと月謝を払って通う教室でした。

友人の話では、「口コミもよかったし、ここの教室の生徒さんは、皆着姿がキレイだって評判らしいよ」とのことでした。

あまり乗り気ではありませんでしたが、せっかく誘ってくれたし、行ってみようと思い、参加することになりました。

 

教室の雰囲気も、先生もとても優しかった

体験教室は、とても楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまい、友人と3ヵ月の基礎コースに入校することにしました。

生徒さんは年上の方も多く、銀座のお店で働いている方ももちろんいらっしゃいましたが、皆さん気さくで、お話しているだけでとても楽しかったです。

先生もベテランの品の良い、かわいらしい先生でした。

カリキュラムは、無料着付け教室とほとんど変わりませんでしたが、補正の仕方、肌着の着方、長襦袢の着方など、着付けの土台になるところからしっかり教わりました。

3ヵ月が終わる頃には、すっかり他の生徒さんとも仲良くなり、通うのが楽しくなっていました。

なんとか一人で着られるかな?くらいのレベルでしかなかったので、友人とその先の研究コースにも進むことを決めました。

 

師範コースにまで進む

基礎科、研究科と進むにつれ、どんどんおもしろくなってきてしまい、結局師範コースにまで進んでしまいました(笑)

でも、それだけ2つ目に通った教室は楽しかったのです。

もちろん、特販会もあり、顔を出したこともありましたが、先生方は決して無理矢理買わせるようなことはしませんでしたし、「良いものを見ておくことは大事よ」といつもアドバイスしてくれていました。

師範コースに進むと、産地見学などもあり、全国の織物の産地まで行ったこともありましたが、そこでも押し売りは一切なし。

生徒さんたちと、工房や、問屋さんを楽しく見学できたことは、今でも独身時代の楽しい思い出です。

最後には、自分だけでなく、相手にもなんとか着せてあげられるレベルにまでなりました。

今は忘れてしまっていることが多いですけど(笑)

 

着付け教室を選ぶポイント

無料が一概に悪いとは思いません。

現に同時期に他の教室に通っていた友人は、楽しかったし、押し売りとかもなかったし、先生もとっても良い人だったから楽しかったよと言っていました。

でも、私には合いませんでした。

無料の教室を選ぶなら、場所も選んだほうがいいかもしれません。

どうしても、銀座などのおしゃれなところにある教室だと、生徒さんも上昇志向が高い方が多いですし、先生もやはりその場所の雰囲気に合った方が担当される傾向はあると思います。

それから、セミナーというのがカリキュラムの中に多かったら、内容を予め聞いておくのがいいと思います。

そして、余程意志が強くない限り、無料で通うというのはなかなか続かないかなと思います。

私は、通うならやはりきちんと月謝を払って、その月謝に見合った丁寧な指導をしてくれる教室を選んだほうがベターかなと思います。

なので、よく事前に見学をしてみること、体験教室があれば参加してみることをおすすめします!

 

まとめ

ここまで、おすすめの着付け教室と通ってみた感想や、選び方について紹介してきました。

せっかく、着物を自分で着られるようになりたい!とワクワクしながら参加したのに、私のように、辛い思い出として残ってしまうのは、とても残念なことです。

通うなら、教室の皆さんとも先生とも仲良くなれたほうが、楽しいですよね?

私は今でも、当時の生徒さんと時々連絡を取ったり、年賀状のやり取りをしたりしています。

先生にも、卒業してからも着るときのアドバイスを時々いただいたりしていました。

通うなら、ぜひみなさんにも、楽しく通って欲しいなと思うので、教室選びの参考にしていただけたら嬉しいです!!

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