東京2020パラリンピック大会が始まります。
2021年8月24日はそのパラリンピックの開会式です。
オリンピック大会では、開会前にいろいろなことがありすぎましたが、パラリンピック大会の演出も実は途中で変わっています。
オリンピックのように、どのような演出になるのかは一切、ニュースにも出てきませんでした。
そこで今回は、パラリンピック開会式2021について、
- パラリンピック開会式2021の片翼の飛行機役の少女は誰?
- パラリンピック開会式2021の演出家は誰?
などの項目でご紹介していきたいと思います!
パラリンピック開会式2021片翼の飛行機役の少女は誰?
パラリンピック開会式では、全体のコンセプトが1つに統一されていて、ストーリーにも一貫性があります。
ステージに滑走路がれたときは、感動してしまいました。
開会式の後半で出てきた物語に登場した『片翼の小さな飛行機の物語』で、出てきた片翼飛行機ちゃんに注目が集まっています。
演じる少女の名前は、和合由依(わごう ゆい)さん。
都内在住の中学生で、現在13歳。
一般公募で選ばれたそうです。
先天性の病気で、左手や足を自由に使えず、演技経験も無いようですが、表情だけで演じる彼女の演技にどんどん引き込まれてしまいました。
中学2年生とのことで、ちょうどあどけなさと、大人への入り口に差し掛かる絶妙な年齢。
大人っぽさと、まだ少女のあどけなさが混在する、かわいらしくも、切ない演技がとても魅力的でした。
物語は、前後半に分かれています。
片翼の飛行機ちゃんは飛べるのでしょうか?
スピーチを挟んで、物語後半。
突然デコトラが登場し、ロックバンドが登場。
ロック界のレジェンド、布袋寅泰(ほてい ともやす)さんがバンドを引き連れて登場。
片翼の飛行機ちゃんが打ち明ける悩みをデコトラは笑い飛ばし、人間の多様性、可能性を感じ、自分にも翼があると確信した片翼飛行機ちゃんは、飛ぶことを決意。
そして、飛び立ちます!
晴れやかな表情で大空を飛び回る飛行機。
『WE HAVE WINGS』の文字がステージに表示されました。
片翼の小さな飛行機は、自分の力を信じて、可能性を信じて飛び立ったのです。
飛行機が飛び立ち、最後にメッセージが出たときは、ちょっと鳥肌が立ってしまいました。
パラリンピック開会式2021の演出家は誰?
もともと、パラリンピック開会式の演出を担当していたのは、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんでした。
ですが、さまざまな問題が出ていたオリンピック開会式の状況を見て、2020年12月に退任することを決断されました。
その後、誰が引き継いだのかはわかっていませんでしたが、同じ事務所に所属している後輩の演出家のウォーリー木下さんが引き継いだようです。
ウォーリー木下さんは、神戸大学在学中に、劇団☆世界一団(現sunday)を結成。
「役者の身体性に音楽と映像を融合させた演出を特徴としている」と大会組織委員会は紹介しています。
これまでも「障がい者舞台芸術オープンカレッジ」の総合演出などを手がけてきた方です。
そして、人気の2・5次元舞台ではプロジェクション・マッピングを駆使し、高校バレーボール部を舞台に試合をリアルに再現して人気を呼んだ『ハイキュー!!』や、上海公演も行った乃木坂版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』なども手がけています。
以下、制作・演出チームのメンバーと肩書をご紹介します。
森山開次さん(ディレクター・チーフ振付家)
栗栖良依さん(ステージアドバイザー)
浜辺明弘さん(アートディレクター)
種田陽平さん(舞台美術デザイナー)
伊藤佐智子さん(衣装ディレクター)
梨本威温さん(振付家)⇨実はジャニーズJr.として活躍していた方で、嵐の振り付けも担当しています。
金井ケイスケさん(振付家)
計良宏文さん(ヘア・メーキャップ)
牧野惇さん(映像ディレクター)
広岡香織さん(アクセスコーディネーター)
田中知之さん(ファンタスティック・プラスチック・マシーン=作曲家/選曲家)
小西遼さん(作曲家)
松本淳一さん(作曲家)
田中直基さん(制作プランナー)
猪口大樹さん(映像ディレクター)
冨沢奈美さん(セットデザイナー)
Sho Konishiさん(衣装デザイナー)
藤本実さん(光の振付家)
友佳さん(田村友佳=アシスタントディレクター)
美木マサオさん(アシスタント振付家)
野村梢さん(アクセスマネジャー)
というメンバーとなっています。
まとめ
さて、ここまでパラリンピック開会式2021の片翼の飛行機の少女は誰なのか、演出家についてご紹介していきました。
全体を通してストリー性があり、とてもわかりやすく、引き込まれる演出でした。
プロジェクションマッピングの使い方もとても効果的で、すばらしかったです。
式のトップバッターとしてはるな愛さんも登場し、撮影中の事故のために俳優のお仕事を辞めていた滝川英治さんも管制塔のクルー役として映像で出演したり、布袋寅泰さんがデコトラで登場したりと、随所に「え?」「わぁ!」という驚きがたくさんありましたね。
正直なところ、「パラリンピック開会式はどんな感じなのかなー」くらいの気持ちで見始めたのですが、とても素晴らしい式だったと思います。
片翼のない飛行機が自分は飛べないと落ち込んでいるけど、いろんな飛行機があってそれぞれの特徴を活かしてる
表現方法もすごいし、クオリティ高い…!何より女の子の表現力が素敵🙏
女の子が飛び立つ時選手達も手拍子してくれてる😭
光の演出とかいろいろといい演出多すぎ🤦♀️
#パラリンピック pic.twitter.com/I740SOhreI— りんご看護師 (@03279days) August 24, 2021
すごい良かったよ
片翼の小さな飛行機さん*⋆#パラリンピック#開会式 pic.twitter.com/cVhTsxphwq
— ちぃ (@kanakoooooo712) August 24, 2021
みなさん、やっぱり少女の演技に引き込まれたみたいですね。
東京2020パラリンピック大会、パラリンピアンの皆さんの活躍も楽しみですね!!
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