最近、カナダケベックに由来すると思われる不審な電話が多く報告されています。
これらの電話は、「+1」から始まる国際番号で、電話を受けた人はかなり不安になっているよう・・・。
「カナダに知り合いなんていないのに何でかかってくるの?」
「え?詐欺なの?」
「これって無視していいの?」
ただの迷惑電話として無視していいのかも気になりますよね・・・。
そこで今回はカナダケベックからの電話について。
- カナダケベックからの電話は迷惑電話?
- カナダケベックからの電話でNTTの未納料金の催促なの?出てしまったらどうなる?
- カナダケベックからの電話の正体を調査!
などの項目でご紹介していきたいと思います!
カナダケベックからの電話は迷惑電話?
あ、カナダのケベックに本当にお友達や知り合いがいる方は別ですけどね。
まずはカナダケベックからの不審な電話の特徴を見てみましょう。
- +1819~という電話番号から電話がかかってくる(表示されている番号の下に「カナダケベック」と表示される様子)
- 留守番電話でのメッセージには、NTTファイナンスを語る自動音声ガイダンスが入ってる
- 電話に出ると同じくNTTファイナンスを騙る(かたる)自動音声ガイダンスが流れる
ちなみにですが、NTTをかたる自動音声はこのようなもののようです。
『NTTファイナンスより重要なお知らせです。
現在ご利用の電話回線にて未納料金が発生しているため、法的措置へ移行します。
オペレーターへお繋ぎする場合は「1」を押して下さい。』
特に、SNS上ではこのような電話に関するさまざまな投稿が見られました。
ご紹介した上記の内容に沿って「1」を押すとオペレータにつながれて、名前などの個人情報を聞かれたり、支払い指示を受けるという情報もありました。
実際にオペレーターに繋いだら生年月日と名前聞かれてその後未納料金で払わなければ裁判みたいな流れになって、お金を搾取されるという事案が多発しているようです。
つまり、電話を受けた方が個人情報を不正に取得され、金銭をだまし取られてしまうという事例が起きているということですね。
こうやって文章にして紹介すると「ただの迷惑電話でしょ?騙されないって、そんなの」と思うかもしれませんが、実際に自分にかかってきたらどう思います?
「え?私知らないところで何か払っていなかったのかな・・・」
「なんで私の番号洩れてるの?番号変えないとダメ?」などと不安に駆られてしまうかもしれません。
得てして、人間とはそういうものですよね。
人には冷静にアドバイスできるのに、いざ自分となると冷静さを欠いてしまう・・・。
さらにですが、同様の電話が他の国からかかってくる可能性も当然ありますし、NTTファイナンスからの未納料金の督促という内容ではない可能性も出てくるかもしれません。
よくあるのは全然身に覚えのない外国のサイトの利用代金とかですね。
さて、では本当にNTTの未納料金の催促なのか、出てしまったらどうなってしまうのか、次で見て行きましょう。
カナダケベックからの電話はNTTの未納料金の催促なの?出てしまったらどうなる?
先ほど事例をご紹介しましたが、先方の流すガイダンスに沿って手続きを進めない限り、あなたに督促や催促が来ることはありません!
大丈夫ですよ。
ですので、音声ガイダンスに出たNTT未納料金の催促、督促が流れても、決して音声ガイダンスに沿って、通話を進めないことです!
対策としては・・・
- まず電話に出ない、出てもすぐ切る
- 着信拒否にする(自分が登録している番号以外着信拒否・ブロック設定にする)
- どうしてもいやな人は番号を変える
ただ、機械でランダムに番号を片っ端からかけている可能性があるので、番号を変えてもいたちごっこになる可能性があります。
そもそも海外に知り合いがいない方は、海外からの不審な電話には出ない!ということですね。
NTTファイナンスのホームページでも
- NTTファイナンスでは、自動音声ガイダンスを用いて、契約状況に関する事項や、回線の利用停止を通知することはない
- NTTファイナンスでは、プリペイドカード等の電子マネー(Amazonギフトカード、Appleギフトカード、Google Playギフトカード等)による支払請求をすることはない
と注意喚起されています。
詐欺の手口はどんどん巧妙になっていますので、少しでも心配なことがあったら、NTTファイナンスのホームページを見てみると、直近の不審電話の情報などが記載されていますので、まずはそちらをチェックしてみてください。
ご自身のケースと同じような情報が紹介されていると思います。
では、この気味の悪い電話の正体、一体何なのでしょうか?
見てみましょう。
カナダケベックからの電話の正体を調査!
ずばり、ご紹介しているように詐欺電話です!
詐欺師は国際電話を使うことで、国内法を回避することが可能であり、スマートフォンのアプリ犯罪に利用する電話番号を複数確保できるということなんです。
そして、日本国内からでも国際電話番号が取得できるということのようです。
詐欺の電話が増加している現状が、警察庁の統計にも明らかになっており、今後もこの傾向が続く可能性があります。
さらには、先日個人情報の漏洩のニュースも出ていましたので、それも原因の一つになっているかもしれません。
あるいは、漏れているより日本の電話は+81から9桁又は10桁であることがわかっているのでコンピュータで片っ端からかけている可能性も高いです。
受信した電話が国際電話の場合、特に注意が必要です。
知らない限り、そのような電話には応答しない方が良いでしょう。迷惑電話お断りサービスというものもあります。
携帯電話の場合も、拒否したい電話番号をブロックすることができますので、ブロックしましょう!
まとめ
さてここまで、カナダケベックからの電話は迷惑電話なのか、NTT未納の催促なのか、出てしまったらどうなるのかなどについてご紹介してきました。
詐欺犯罪はどんどん巧妙になっています。
「自分は大丈夫」という過信は禁物ですよ、本当に。
でも、情報を知っているのと知らないのでは大違いです。
デマにまどわされることなく、NTTファイナンスのホームページを見たり、警視庁のホームページを見たりして、自分が遭ったケースと同じようなものはないか、よく調べてみましょう。
落ち着くこと、冷静になることが大事ですよ。
絶対に音声ガイダンスに沿って、ご自身の個人情報を入力したり、先方の言いなりにならないこと!
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
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